「bauma2025」ドイツミュンヘン視察
2025年4月、世界最大の建機展「バウマ2025」を当社の後藤、豊福、松石の3人で視察してきました。当社としても、建設・解体の世界動向は知っておく必要があり、それを肌で感じるべく、ドイツのミュンヘンに4月6日から11日まで行ってきました。
当社としては、2016年に行われた上海でのバウマ以来2回目の視察となりましたが、会場の規模は、ドイツの方が圧倒的に大きく驚きました。 実際に展示会に行ったのは8日、9日の2日半でしたが、全ブースを回るのは難しいと思い、初日は屋外ブースから回り、2日目は屋内中心で回りました。 やはり会場で目を引くのは、PC7000やリープヘル9400や大型クレーンなどの日本では見る事のない超大型機が目立っていました。電動の大型ショベルなど目を引きましたが、意外にもドイツでは10年ほど前から土木業社でもセパレート(三つ折れ)を使用するユーザーが増え、ショベルも仕様が三つ折れの機械が多く見受けられました。水圧でコンクリートを斫る機械もあり、そこのブースも盛り上がっていました。
そして、ほとんどのショベルに油圧ロックかチルトローテーターが装着されており、装着してないショベルを見つける方が困難なほどでした。油圧ホースもワンタッチ装着が当たり前になっていました。
屋内では、ICT関連の商品には多くの人が集まっており、日本のアタッチメントメーカーは、日本ニューマチック工業さん、オカダアイヨンさんと古河ロックドリルさんが出展されていました。
また、これだけの世界規模の展示会でも、舗装現場で使用するマカダムローラーを初め、ランマ―やアスファルトフィニッシャー、高所作業車など昔からある機械があったのも印象的でした。
今後期待される新しい技術としては、電動アクチュエーター(油圧シリンダーではなく電動モーター)を備えたショベルなどがありましたが、各ショベルメーカーは、水素、EV(ポータブル式・内臓式)、HV(ハイブリッド)など新しいエネルギーの方向は定まっていない印象を受けました。 近い将来、日本でも今の汎用機が見向きもされない時代がすぐそこまで来ていると感じました。同時に、これからの汎用機となるであろう、当社が今推しているチルトローテータや、バケットクラッシャー、アグアラッシュなどなど、もっともっとお客さんに浸透させていかなくてはと強く感じた視察となりました。
ミュンヘンへは、羽田からドバイ経由で
車窓から見える風景でヨーロッパに来たことを実感!
会場は多くの人で賑わっています。
屋内の天井に収まりきれない超ロングアーム
土木の現場ではセパレートタイプが主流なのだそうです。動かずに広範囲の作業ができるからとのこと