古材の森 文化講座#10「建物と地域文化」を開催しました【古材の森】
古材の森 歴史・文化講座#10「建物と地域文化」を開催しました。
2025年9月20日(土)に、「建物と地域文化 ~地域に残る古い建物を使って街の価値をあげる〜」と題した講座を開催しました。今回は、福岡市内でビンテージビルをリノベーションし、建物と町の魅力を引き出す活動を行っておられる吉原勝己さんを講師にお招きしました。お話の内容としては、福岡市博多区にある冷泉荘が、民間RC集合住宅(戦後)として国内初の国登録有形文化財(建造物)として登録された事例、前原でのリノベーションの事例、福岡市内のリノベーションの事例など、地域の古い建物を使い、地域の価値や魅力を上げる取り組みをお話し頂きました。二部は、岡山大学の橋田竜兵先生、福岡市文化財活用課の黒田有花さんを交えてののディスカッションを行いました。吉原さんが文化財にチャレンジした思い、そして登録後に起こった関わる人の心境の変化、社会的価値と経済的価値。文化財化による不動産事業としてのメリット・デメリット、まちづくりのための民間物件の文化財化への啓発活動など様々な視点でお話して頂きました。冷泉荘の学術調査の内容を橋田先生からご報告いただき、黒田さんからは、文化財行政の考え方から、冷泉荘の文化財登録に至るまでの見立てや手続きの実際についてお話し頂きました。参加者は約20名、地元の方も多く参加して頂き、講座を終えてからは建物見学ツアーを行い、さらに西原邸の唯一無二の価値を誰しもが確信することができた講座でした。このようなアカデミックな講座を引き続き、開催したいと考えています。




■日程 2025年9月20日(土)
■時間 18:00スタート(17:00開場)
■会場 古材の森(旧西原邸)〒819-1116 福岡県糸島市前原中央3-18-15
■参加費 1,500円(税込)
■話し手
吉原 勝己(NPO法人福岡ビルストック研究会 理事長)
橋田竜兵 (岡山大学 学術研究院環境生命自然科学学域 講師)
黒田 有花(福岡市文化財活用課)
■主催 古材の森(油機エンジニアリング株式会社)
■協力 NPO法人福岡ビルストック研究会

古材の森歴史・文化講座と名の付く講座は、2011年の前原宿講座から始まり、今回で10回目となります。その他の講座も含めると
【古材の森住まいの講座】
2010年 ①「木と住まいのはなし」講師杉岡世邦
2010年 ②「古い建物の活かし方教えます」古民家蘇生工房代表柳本隆彦
【古材の森歴史・文化講座】
2011年 #1「前原宿を復元する」講師:有田和樹
2012年 #2「測量日記でたどる伊能忠敬の足跡」講師:有田和樹
2014年 #3「妖怪から見る明治以降の日本人の精神性」講師:早瀬遼子
2015年 #4「現代版 怡土志摩地理全誌」講師:由比貴志
2016年 #5「世界への文化発信」世界で今を大切にする人たちの暮らし
と糸島の魅力 講師:野北智之・佳奈
2016年 #6「糸島・太宰府で見られるキノコたち」講師:岩間杏美
2017年 #7「糸島の養蚕と博多織」講師:荒木希代(博多織)・大内田明
子(養蚕)・原口大輔(伊都国歴史博物館)
2017年 #8「火と鉄の芸術 刀鍛冶が語る 日本刀」講師:刀匠瀬戸吉廣
2019年 #9「前原宿の歴史を観る」講師:有田和樹
2025年 #10「建物と地域文化」講師:吉原勝己(NPO法人ビルストック
研究会)・黒田有花(福岡市文化財活用課)
【その他の講座】
2010年 ソーシャルメディアをどう使う講座
2010年「ボクの島が世界の屋久島になった日」講座
2010年 白駒妃登美歴史講座「歴史から紐解く日本人の夢のかなえ方」
2011年 白駒妃登美・ひすいこたろう歴史講演会「歴史からひも解く、日本人の夢のかなえかた」
2013年 移住者に聞く糸島の話
2013年 森日和講座「礼法から読み解く今を生きる知恵」
2019年 九大糸島学セミナー「前原を考える」(主催:九大21世紀プログラム)
2019年 九州大学アーバンデザインセミナー研究成果報告会「九大を迎えて変わるものと変わらないもの」
2019年 加藤種男氏『芸術文化の投資効果』出版記念講演会「企業が創る地域文化」
2019年 九州大学都市理解ワークショップ「アーバンデザインセミナー」